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この曲は、2024年夏作曲という、ローライラックにしては珍しいスパンでの制作→リリースとなった。曲名のclaymoreは諸刃の剣の意味。これまでもこれからも、言葉と対峙していくにあたっての、決意表明的な曲である。2010年代後半の邦楽の流れを組むファンクやR&Bめいたエレクトーンのサウンドに、小気味良いカッティング、ヒップホップの文脈とは異なる意味で忙しなく歌詞を詰め込んでいくような楽曲は、結果的にローライラックを新しい場所に連れ出してくれた、そんな印象を持たせる。下支えの域を越え、人間工学を超えていると言わしめたベースラインも必聴である。