2024年10月からYouTubeにて展開されたアルバムプロジェクトがついに完結！

今作は、インストゥルメンタルを含めた全8曲から構成され、ローライラックの極めて内省的で暗い世界観に、エレクトロサウンドと共に入り浸るようなアルバムに仕上がっている。

オリエンタルな雰囲気の中で心象描写を歌う「楔」や、生活の希薄さをファンク調な小気味良いリズムで駆け抜ける「夢遊病」、ボーカルエフェクトが特徴的で宙に浮かんでいるような音像に飲まれそうになる「オールトの雲」など、前作よりもはるかに高密度なサウンド構築とその中で歌われる歌詞は、ローライラックが仙台で活動した2年間を総括するような内容となった。先行シングルとして配信された「東京」と「claymore」も、アルバムの中で重要な役割を果たしている。

アルバムを通して聴かれることが少なくなった現代だからこそ、1曲目から最後まで聴くことで体験できる世界観を限りなく追求した作品となった。

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